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とある騒動について 

カテゴリ:駄文

舌の根も乾かぬ中にまた連日更新(本当にノンビリ更新予定ですよ?)
今回はある話題が気になったので、それについて語ってみましょう。

今までに紹介した作家さん方のうちの一人、真鍋譲治さん
今回の話題の中心です。前に書いた紹介記事はこれこれです。
正確に言えば先月出た『恋するウシチチ』問題なのです。
ここで真鍋さんのブログの記事をいくつか引用してみますと、

2009年 01月 25日 色々ありました
―その後ウシチチの献本が届いてやれやれと思ったた矢先に、辰巳のとあるカラクリに気付いて激怒。血圧アップで、テンションは大急降下‥あと三回で終わるっちゅうのに、すっかりやる気がなくなった。―
[一部抜粋]

2009年 01月 26日 殴り込みです
日曜一杯使って頭を冷やし、今から辰巳に殴り込みです。

2009年 01月 26日 殴り込んできた。
行ってきましたよ、辰巳まで。サンクリ合わせで忙しい時にわざわざこっちから出向いたのは経験上のこと。無論、向こうから来るって言ってたけど、編集長一人派遣されてお茶を濁されてもかなわんのである。こっちから押しかけ、事を荒立て、何が何でも上の人間を引きずり出さないといけないわけ。最悪、発行責任者をね。
てな訳で、発行責任者である本部長と土下座してる編集長のお出迎えだ。二階応接室での話し合い。細かいことはもうどうでもイイが、事態の経緯と事情と今後について。やはりというか当然だが、虎とかからクレームが届いていて、今朝の段階で新規の出庫は取りやめたそうな。まぁ当然だが、既に店頭にあるモノ流通してるモノとかは、様子見するとかぬかしやがるんで、即回収を命令。あー言うのがどれくらい効果があるのか、どれくらいで回収出来るんか知らんけどね。因みに回収騒ぎはこれで三回目。前二回は白泉社とメディアワークス。この二つは純粋に印刷ミスね。
そんでもって再製版。当然修正入り。
ついでにウシチチの連載は止めました。あと三回で終了だけど、こうもやなことが起きたら、続ける気力が無くなったし。連載を放り投げたくはないんだけど、ちょっともうモチベーションを維持できないしね。サヨナラ、ピピ子‥
本来ならココで、原稿引き揚げって形になるし、今までもそうしてたし、そのつもりだったんだけど、前の作品も合わせて段ボール3つになると聞いて、「イイです、そっちで保管しといてください」って形になったよ。だって仕事場狭いもん。そのまままんだらけに売りに行くんならともかく‥
辰巳との関係だけど、まぁ冷却期間をおくことにした。自分の頭のね。その先は不明だよ。
てな訳で、ちょっとスケジュールが楽になったような‥この間にプラモ作って海外行って‥
ガンダマン:「くろぼね描けよ」
はいはい‥

(以上いくつか改行を省略しましたが文面はそのままです。)

てな感じです。
これだけだと『ウシチチ』の連載中止ということだけしか分かりませんねー。
真相はと云うと雑誌掲載時にはなされていた局部の修正が、
今回の単行本においては全くの無修正の状態で発売されてしまった
と云うことらしいですな。らしいというのは、私自身はまだ購入していませんので。

新刊チェックの段階で取り上げときながらも、今現在その実物
入手していないと云うのは、勿論それなりの理由が有ってのことです。
仮タイトルの時点から巨乳モノなんだろうなあという予測はしていました。
ですが、表紙の画像を実際に見てみると超乳級のキャラデザイン。
さらに良くないことに母乳プレイの描写もあるようなのでスルーなんです。
以前にこちらの記事で書きましたが、オレ的にアウトなんですねー、搾乳って。
うーん、ウシチチかー。デカチチまでなら許容できるんだけどなあ。
しかも「愛玩ペット」って性奴隷かよっ。  という訳で買ってないんです。

で戻って、無修正ってのは読者にとっては、ウハウハなのかもしれませんが、
描いている当の作者さんにとっては重大な問題なんですよね。
かつて「松文館裁判」というエロマンガ界の重大事件がありました。
詳しくはウィキペディアで読んでください。私の記憶が間違って無かったら
この件で捕まったのはたしかビューティー・ヘアさんだったと思います。

とまあ、最悪のケースでは真鍋さんの両手が後ろに回る危険性があるわけです。
ですので、今回の真鍋さんの主張当然の成り行きではありますね。
連載を楽しみにしていた読者にとっては中止でがっかりなんでしょうけど。

ブログでのコメント応答を見てみるとご本人もいづれどこかで完結させたい
とは思ってらっしゃるようですが、スグには難しいでしょうねー。
辰巳出版社とは少し距離を置くようですし、これから真鍋さんは本当に
大変だなあ。もしかしたら完全に同人屋さんになってしまうかもしれません。

うーん、それは困る。重度のヲタへ分類される微妙なライン手前でなんとか
踏みとどまっているつもりの我が身にとっては非常に困る
「俺はパンピーをやめるぞ!皆の衆ーッ!!」はやだ。
「イベント?なにそれ?美味しいの?」ってな一般人のままでいたいよ。
え?もう手遅れだって?orz

さてここで、改めて過去の作品の『てぇいる・ちぇいさー』
よく読み込んでみると意外と無修正な気がしないでもない様な…
たしかにカラーページにはモザイク修正が入っているけど、
2色ページのトーン消しは所々無いように見えるし…。あるぇ~?

まあ、私の本音言わせてもらえば、日本の規制がおかしい
ってことなんですよ。これは、前に書いた記事の通りです。
しかしまあ、その規制の狭間で生きているエロマンガ作家さん方にとっては
まさしく死活問題になるんですけどもね。タイ━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━ホ!!

修正版が出たら、無修正版プレミアが付くかもしれませんねー。
でもプレミアエロマンガなんて個人的にはアホらしいと思うんですがね。

えー、せっかくなのでデカめの画像を記念に貼ります。
恋するウシチチ (富士美コミックス) (富士美コミックス)
恋するウシチチ (富士美コミックス) (富士美コミックス)
(2009/01/24)
真鍋 譲治

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